マタギの猟には集団で行う「巻き狩り」と、単独ないしは数名で行う「忍び」がある。巻き狩りでは勢子(せこ)が声を出しながらクマを追い立て、山の上で待ち構えているマツバが銃を撃つ。移住からほどなく、益田さんにもクマを仕留める機会が訪れた。
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「僕はもっぱら勢子なんですが、この日はマツバをやってみろと、一番いい位置につけてもらったんです。そうしたらクジラみたいに大きなクマが飛び出してきて…!でもそれは逃してしまい、2頭目に出てきたのを授かりました。もう夢中でしたよ。失敗したら全員の1日を棒に振ってしまうわけですから。役目を果たせたという安堵感が強かったです」
クマを獲ることを、マタギは「授かる」と言う。足跡などの痕跡を探して尾根や谷底、ときには沢の中を進む。