道路を横切る1頭のクマ。
ガードロープを越え、暗闇の中に姿を消しました。
3月から4月12日までに札幌市・南区で既に8件のクマの目撃情報があり、市の職員らが対応にあたっています。
南区の南沢付近では3月18日と19日の連日にわたり、クマの目撃が相次ぎました。
近くに住む住民は…。
住民:「怖い思い。家から出たくない」
住民:「今年(クマが出るのは)早いのでは」
目撃が相次いだ公園付近が立ち入り禁止となりました。
さらに…。
沼田 海征 記者:「札幌市・南区の現場です。近くには住宅もあります。クマは山のふもとの根元にいたということです」
3月12日、札幌市・南区白川地区で目撃された1頭のクマ。
目撃があった場所に市が設置したカメラに徘徊するクマの姿が映っていて、4月7日にもクマの姿が映っていました。
3月に入り、目撃が相次ぐクマ。
冬眠から目覚め、活動が活発化しているのでしょうか?
酪農学園大学 佐藤 喜和 教授:「もう今年は冬眠を終えて活動を開始しているクマが多い。雪が解けるのが早かったことも影響しているだろうと」
札幌市はこの時期山の近くに住む人や山菜採りに出かける人たちに注意を呼びかけています。
札幌市環境共生担当課 清尾 崇さん:「山に入るときはクマが住む場所に入ると、意識をもって鈴やラジオを使って」
4月に入り、冬眠からクマが目覚める季節となりました。
出会いの季節、クマに出会わないための心がけが重要です。